次男へ
次男へ
4月30日。あなたの本命日だね。
ママは久しぶりに、あなたへ手紙を書きます。
あなたを亡くしてから、15回目の本命日。
手紙を書かなくなって、10年も経っちゃった。ごめんね。
手紙を書かなくても、ママの心の中には、あなたが毎日いるよ。
あなたのいない日々は、とても辛いけど、ママは頑張って生きてる。
風邪ひいてない?寂しくない?大丈夫?
ママは自分の事より、あなたが心配です。
ママね、ここに住むようになって、10年が経つの。
お兄ちゃんとは別々。
離れるの怖かったけど、お兄ちゃんも大人だからね。
一人暮らし、頑張ってるよ。立派な社会人。
毎月ね、お兄ちゃんとあなたのお墓参り行ってる。
ちゃんと見てる?
寂しい時は、ママにちゃんと合図送ってね。
そうそう、キャラさんも元気だよ。
毎日毎日、あなたの仏壇の前で寝てる。
あなたの事守ってるんだと思う。
凄く寂しそうだけど、ママと一緒に頑張ってるんだ。
もう歳だから心配だけどね。
毎年あなたの誕生日、祝ってるよ。
【あなたの誕生日】

【悲しそうな目のキャラさん】
久しぶりに手紙を書くから、書きたいが事沢山ある。
ママね、15年経ってようやく、現実を受け入れる事が出来た気がするの。
今までは、あなたの事を想うと、どうにもならなくなって。。。
生きるのが嫌になったり、苦しくなったり、遠くへ逃げたくもなった。
でもね、今は違うの。
あなたが生きられなかった分、ママが生きようと思う。
あなたが出来なかった事。
あなたがやりたかった事。
かわりにママがやろうと思う。
ママね、あなたの遺骨をペンダントにしたよ。
だから毎日一緒。
ママが生きてる世界、一緒に見てね。
今日はね、あなたの写真をたくさん額に入れて飾ったんだ。
いつでもあなたを見られるように。
お花も飾ってあるよ。あなたの好きなお菓子も。
【やっぱりキャラさん、離れないよ】

【一緒に頑張ろうね。キャラさん🐾】
ママね、時々どうしようもなくあなたに逢いたくなるの。
今もそう。
写真や映像は残っているけど、あなたと話したい。
今頃、どんな大人になってたんだろうね。
きっとあなたの事だから、パパになって、可愛い子供達、いたかもね。
そうなると、ママはおばあちゃんか。
考えるだけで幸せだよね。
こんな事書いたら、あなたが困るだけだから、やめておくね。ごめんね。
少しだけ思い出話でもしようか。
あなたが、保育園、お兄ちゃんが小学校低学年の時のお話。
ママは、雷が大嫌いで、お兄ちゃんも大嫌い。本当はあなたも嫌いだよね。
3人でご飯食べていたら、大きな雷がいきなり鳴ったの。覚えてる??
ママ怖かった。ママが叫んだら、お兄ちゃんもママにつられて泣き始めた。
ママとお兄ちゃんが泣いていると。。。
まだ保育園のあなたが、毛布を引きずって来て『怖くないよ』って。
ママとお兄ちゃんに掛けてくれたよね。本当は怖かったのに。。。
3人で毛布に包まって、雷が通り過ぎるのをまってたよね。
あの時ママは思ったよ。
一番小さなあなたが、ママ達を守ってくれた。優しい子だって。
ありがとう。
あなたはいつもそう。
パパがいなくなってから、パパっ子だったお兄ちゃんは、よく泣いた。
それを見てると、ママも悲しくなる。
でもあなたは、何故ママ達が悲しいのかわからない。
あなたはパパいなくなった時、たった1歳だったから。
だからね、あなたはママ達を笑わせてくれたの。
いつも笑顔で、ケタケタ笑って、ママ達を元気にしてくれた。
本当にありがとう。
だからね、ママも約束する。
周りの人達を元気にするって。
笑顔を忘れずに、ママが元気で生きる事を約束するよ。
あなたが、ママ達にしてくれた事をママはしようと思う。
逢いたくて逢いたくて、どうしようもないけれど。。。
いつの日か、ママが歳をとって、あなたのところに逢いに行けるまで、頑張るね。
あなたはママの自慢の息子。
ママの子に生まれて来てくれて、本当にありがとう。
ママを選んでくれてありがとう。
15年間しか一緒にいられなかったけど、ママは『ありがとう』でいっぱいです。
天国でも元気に、笑顔で過ごすんだよ。
毎日毎日、あなたを想っているからね。
いつも一緒だよ。
ママより。
【毛布を持って来てくれた頃の、あなただよ】

【ありがとう】




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